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先日出題した問題96について、「変化別詰」とよばれる詰手順がありましたので、
ご説明いたします。

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この問題の作意手順は、(a)31角、同馬、14香、22玉、23銀、同玉、24香までの7手詰めでしたが、
2手目12玉と逃げたときに、(b)13香、同桂、23銀、同玉、24香、12玉、22角成までの9手詰めがあります。
しかし、3手目13香と打たずに、(c)23銀と打てば、同玉、24香、12玉、22角成までの香余り7手詰めなので、
2手目12玉は正しい応手ではありません。

このとき手順(b)は「変化別詰」とよばれます。

Wikipediaによると、これの意味は、
「作意手順より短く詰むか駒余りになる変化手順があるときに、その変化手順の途中の攻め方の指し手で分岐する別の詰め手順があり、その手順が作意手順より長く詰むか同手数で持ち駒が余らない手順」

のことです。

変化別詰があることの問題点は、この問題の場合、例えば解く人が手順(b)を手順(c)より先に見つけて
しまったときに、手順(b)が正解であると勘違いしてしまう可能性があることです。
なぜならば、解く人は手順(c)を見つけたとき初めて、「2手目12玉の手順は香が余るので変化手順なのだな」
とわかるからです。

では、変化別詰があることが詰将棋の評価にどのような影響を与えるかといいますと、Wikipediaによると、
「変化別詰があっても余詰と異なり許容範囲と見なされるが、程度によってはキズと見なされることもある。」
とのことです。

詰将棋にはいろいろと難しい言葉や約束事が多いですが、解く人が気持ちよく解けるように、
作る側もしっかり考えなければならないなと思いました。


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